【SPECTRE】T238 DTU V3用 導入
帰国したら手始めに実施したかったことの一つが
Ver.3メカボの T238 DTU 導入である。
Ver.2については以前実施したことがあったのだが、
Ver.3については初めての経験。
これまで プリコックFET を各エアガンに取り入れているが、
同じ3000円ならば…DTUが良いのではないか…と悩み中。
⇨ とは言え、ショートストロークスイッチと組合せができるので、プリコックFETも捨てがたい…
今回は昔から癖のある AY製 M4 Spectreに導入する
(備忘録はかなりの写真の枚数になる
また新居にて全体的に写真が暗くなってしまっているので今後修正する方針)
現状である。
後方配線化し、前方のグリップをオミットしているので
スタイリッシュな見た目だが、中身はポンコツ…
私の内部カスタムが頂けないのが理由だが、スイッチ周りが貧弱ということで
”T238”電子トリガーを導入することで一気に解決したいところ
尚、全体的に穴を開けたり、ボコボコになっていることには目を瞑る。
ストックパイプを外す。
Spectreの 久々の分解作業が楽しい…
アッパーを外して、メカボが登場
後述もするかもだが、SpectreのメカボはVer.3をベースに
一部専用パーツが使われてる。
上記の写真でもノズル位置が異様に下についているのがわかる…
⇨ チャンバーがVer.2(M4)タイプなので、シリンダーヘッドが特殊なのだろう
ここまではサクッと分解可能。
プリコックFETが配されている。
メカボ反対側
メカボとモーターを繋ぐネジ2本を外して、メカボ単体にする。
ということで早速、御開帳。
タペットプレート、シリンダーヘッドが専用パーツ
メカボの右のガワにT238基板を仮当てしてみる。
問題なさそう。
尚、私のV3用 T238基板は 青基板で 少々ロットが古いようだ。(Ver.1.0)
最新版は黒基板と聞いている。
次に左のガワにT238をセットしてみるために、
スイッチ周りのパーツを外していく。
反対側のスイッチネジ2本を外す。
表に戻り、メカボとスイッチを留めている 小さな六角ネジを外す。
これはT238基板を留めるためにも使用するので紛失しないように。
尚、写真右、タペットプレートスプリングを引っ掛けるピンが
初期不良で折れていたのを修理した形跡がある。
無理やり大量の接着剤で仮ピンを作っているのが悲しい過去である。
以上で、スイッチ配線部、スイッチ部が外れる。
続いて、Ver.2同様不要となるカットオフレバーを外す。
こちらも留めネジはいるので紛失しないように!
右側のメカボから不要なパーツが除去されたので
T238基板を設置してみる。
全く問題がない…これならば計画通り進めることができそうである。
…その他作業開始
メカボの清掃、外れていた軸受の固定、
ギアの設置及び、シム調整を先に実施した。
ギアについては SHS 18:1 のノーマルギアを取り入れる。
⇨ 写真で気づいたが、セクターチップを装着し忘れていた…残念。
またピストンヘッドについてもSHS製の少し軽量なパーツに変更。
これまで流速"気味"を目指していたのでかなり重量のあるものだったので身軽にする
なんかベアリングとか色々…
AOE調整ももっと正確にできるようにならねば…(勉強の日々)
さて、ピストンも変更する予定だったのだが…
(この先の写真でも登場するのだが…)
左のSHS製のフルアルミピストン…前評判通り、全く使い物にならない
結論から言うと、メカボに設置するとかなりガタツキがあり、
結局T238をうまく稼働できない原因になったので、現在は純正のままとなった。
⇨ 使い所があるのだろうか…もし良い使い方を知る人がいれば教えてほしいです。
一応ピストンとヘッドをセッティングした様子…
さてT238基板に話を戻すと、
V2用同様不要な配線がある。
中華系ゲルボールエアガンでは利用するのだろうが、
日本向けのメカボでは不要なのでペンチ等でオミットする。
写真では分かりにくいが…
下に伸びている中央赤配線及び、基板最右上の黒配線で
どちらも短い配線である。根本からパチッと切り取る。
これで必要な配線だけは残った状態。
尚、配線の取り付け自体は荒いので、半田で再取り付けをしたり、
余分な半田を取ることを検討するのも良いと思う。
またテフロン線に変更するのも効果的なんだろうなぁ…
ということでT238基板を再設置。
配線をメカボの外に逃がすところまで実施。
なかなか時間がかかったが、メカボにピッタリ基板が沿うように(浮かないように)
配線を逃してあげる。
反対画の様子。
続いて、スイッチパーツ類を留めていた六角ネジと、
カットオフレバーを留めていたネジで基板を固定する。
V2用と違い、ゴムワッシャーを噛ませずに留めるのは、絶縁が不要な箇所だからなのだろう
尚、この写真から少し分かる通り、
V3はトリガー及びセレクターの検知は光センサーではなく
極小の物理スイッチタイプである。
ここをクラッシュさせると検知ができなくなるので取り付けの際、要注意であるのだが…
今度はトリガーパーツの加工。
T238 V3マニュアルに従って加工するが、トリガーの突起箇所が
基板に接触しないように削る必要がある。
状態としてはこのような感じ。
切削した後、ヤスリをかけて、突起部分が基板に接触しなければ問題ないだろう
またこの時点で基板のテストができるようにコネクターを半田付け。
各パーツ設置中。
前回同様、基板同士を併せる際に、
下部基板に付属しているスポンジテープを貼り付ける。
ということで全て完了したのでメカボを閉め…ようとして気づいた…
とあれだけ注意、注意と言っておきながら…
トリガーのセンシティブモード時の検知スイッチを壊してしまった。
Ver.3メカボのスイッチ取付は前から苦手なのだが、
取付を手こずった際に、スイッチ押下の方向とは反対側から押してしまったようだ
本当に壊れやすいので注意してほしいが、難しいものは難しいのである…
⇨ 尚、センシティブモード(ショートストローク)が出来ないだけで動きはする。
メカボを閉じて動作チェック。
このときは前述したフルアルミピストンの影響で動作が不安定となり、再度修正。
その後、純正のピストンに戻して問題なく動作することを確認。
ついでに、チャンバーアセンブリの見直しを実施。
M4タイプのチャンバーの上部後端を削ってSpectre用にしてある。
宮川ゴム工業所のパッキンとElement製のホップテンショナーを併せてみた。
最後の最後にもう一箇所、切削加工。
こちらもT238V3マニュアルに記載がある通り、
セーフティをかける際の突起を基板に接触しないように削る必要がある。
これが終われば完成である。
AY SPECTREにT238 V3 導入してみた
青色基盤のver1.0だけど、
問題なく取付できたのは救い👼
但し…senstiveの検知部分はトリガー取付時に壊したでもまぁ初期不良なspectreが今まともに動くだけで良いかな…
後はフィールドで少しは使えるものかどうかだけど😅
動画は プリコックレベル: 4 pic.twitter.com/Vzh8PDSgzA
— のぶなり@9/6 SISTER (@Ttsur_Wkamy) August 14, 2020
Twitterに投稿した様子が上記である。
動作は以前の不安定なスイッチ状況から打って変わって快適。
一先ず導入は半分成功ということにしておく (一部破損したので…)
ちょっと別の話
上述したが、Spectreのメカボ内専用パーツは
タペットプレートと、シリンダーヘッドである。
但し、Ver.7 つまりM14のシリンダーヘッドと似ていて
比較するために購入してみた。
結果的に写真の通り、高さが少し違ったので取り付けは中止となったが、
上手に切削できれば、代替パーツになる可能性があると考えている。
恐らくノズル位置もほぼ同じ。
いつか加工してパーツ変更してみたい。。。
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