【E&L AKS74UN】PERUN V3 HYBRID 導入

2022年8月1日

今回は E&L製 AKS74UN に perun の最新電子トリガー perun V3 hybrid を組み込んでみる
前回、旧型の V3 optical を組み込んでいるので比較しつつ作業を開始

【前回記事】

E&L製 aks74un perun hybridV3 導入
E&L製 AKS74UN…フルスチールの重量感。

先ずはメカボックスの取り出しまで分解については前々回記事を備忘にしつつサクサクと進める

【参考記事】

フロント部分の取り外し

フロント部を取り外した状態。
毎度AKの分解する時に思うだが、リアサイト下部のイモネジを緩めるのが一苦労である

セレクターネジ取外し

セレクターの留めネジを緩める

セレクターレバー取外し

セレクターレバーが外れる
後はグリップの底ネジを外してグリップを外しておく

ver.3メカボックス

以上で、ver.3メカボックスの取り出しまで完了
前回 perun V3 opticalを導入を予定し、分解したところ某有名ミリタリーショップによる
カスタムメカボだった為、パーツについては内部変更をせずにそのまま流用。
純正メカボ → 別のE&L製 QDメカボへのガワ変更とperun導入でカスタムを済ませていた。

旧perun導入済メカボ

今回はhybridに変更すること機に、いつも通りのカスタムを追加し
耐久性も向上しておこうと思う

モーター取外し

モーターホルダーを外す
モーターについてもE&L M120という純正スタンダードモータで動かしていたが変更する予定

スプリング・配線押さえ等を取外し

QD式メカボなのでスプリングガイド、スプリングを取外し、
その他、配線押さえ等のパーツ類も外し 開帳準備完了

メカボ開封 perunV3optical

メカボを開ける
特徴的なギア、perun旧基板を確認し、取り外していく

呼気系パーツの交換

上記は呼気系パーツ及びperun旧基板の上部を外した状態

基板含めて不要なパーツの取り外し

ギア類、トリガーを外す過程。
下部基板を外して、軽くガワを清掃する

PERUN V3 HYBRID開封
perun v3 hybrid パッケージ

ここからはPERUN V3 HYBRIDのパッケージを開封し、中身を確認する
尚、今回は海外からの取り寄せ品につき、取付などのマニュアルは下記のようなperun社のyoutube動画や
下記リンクより遷移可能な英語のPDFで確認する

perun社によるインストール動画

英語マニュアル ( Perun V3 Hybrid User and installation manual)
尚、こちらは電子制御/機能等についても詳細やヒントが記載されている為、
日本正規代理店を介して購入していない場合は必読である

内容物、付属品

引き続きパッケージ内の内容物を確認する
設定シートの他、基板、配線類、セレクター検知のインサート等が入っている

電子制御設シート

HYBRIDでは複数の機能が追加されており、かなり細かいセッティング可能なようだ

perunV3電子基板

基板について旧版では上下二枚に分解されていたが、一枚だけになっている
またマグネット式検知となったトリガー向けのパーツが見受けられる

メカボックスへ基板の設置

では早速、perun V3 hybridの基板をver.3メカボに収めていく

メカボックスへ基板の設置(配線確認)

配線を通して、基板を設置。

ネジで基板を固定

付属する樹脂ワッシャーと留めネジで基板をしっかりと固定する

セクターギアの設置

セクターギアが設置して抵抗なく回るか確認する

セレクタープレートへの加工

基板の設置が完了したらセレクターを加工する
付属の検知用インサートをプレートの適切位置に接着するようだ

perun V3 HYBRID イントール動画
youtube 8分30秒の位置

各主要メーカーのセレクタープレートに適した位置を紹介している

インストール動画のE&L AK用調整位置

E&L製のAKは 12.2㎜ということで先ずはこれに合わせてみる

インサートを切断

手でパチっと折る

動画通りの位置確認

ノギスで12.2㎜となる位置を確認
ヤスリで研いでサイズを調整する

インサートの埋め込み

仮設置状態で固定し、後で実施するセレクターの検知テスト次第で接着剤で固定する

【追記】
後述するテストで12.2mmだと全く位置が不正確だった。
上記動画では紹介されていなかったが、PDFマニュアルでは E&L製は セレクタープレートに gen1/2があり
位置は4.5mm位置が適切と記載されていた。
最終的にはこちらを採用している。

マグネットスイッチへの交換

続いてトリガーに関する作業
付属のマグネットが格納されたトリガーパーツ( 正式名は マグネットホルダー と思われる )を
既存のトリガー上部パーツと入替して組み立てるようだ

マグネットホルダー用検知ステッカー

組み立て前にマグネットホルダーに付属のステッカーを貼りつける

ステッカー貼り付け

写真が暗く見にくいが、ステッカーを貼った状態
これでトリガーを組み立てる

メカボへギアやトリガーを格納

これで、
①基板の設置、②セレクタープレートのインサート仮設置、③マグネットトリガー組み立て
が完了したのでセレクターのテストに移る
呼気系パーツ、ギアは不要である

配線の加工

テスト前に配線について加工が必要
前回perunの旧基板では配線加工は不要だったが、今回は半田作業がある
基板からは信号線が1本と、モーター側へのマイナス線、バッテリー側へのマイナス線がそれぞれ延伸している
それ以外にモーターとバッテリー(既にディーンズコネクタ装着済)を繋ぐプラス線が付属する

プラス配線の一部を切り取り

付属のプラス線の一部に切り取り隙間を作成

信号線を接続

基板から伸びる信号線を付属のプラス線に作成した隙間に巻き付けて半田付けを行う

配線加工の完了

あとはバッテリー側のマイナス線をディーンズコネクタに半田付けする

これで上記のような配線加工が整った状態
セレクターのチェックを実施する

セレクターチェック時の写真がなかった為、youtube動画から抜粋するが、
モーターとは上図のように接続しない状態で、バッテリーを接続する
ビープ音なしで黄色が点滅していればテスト中であることの合図である
( 黄色は どのセンサーも反応していないことを表している )
 → AUTO の際に 赤色 , SEMI の際に 青色 , SAFEの際に 白色 で発光すれば成功である
その他 セクターギアの検知は 緑、トリガーの検知は 紫色とのこと

モーター交換 SHS ハイトルク

以上、セクレターチェックが完了したらメカボの中身を完成させていく
先ずはモーターの変更を実施
今回も毎度御用達の SHS製 ハイトルクモーターを利用する

ピストンヘッド取り外し

続いてピストンの交換。メタル歯が3枚の純正ピストンを利用していたので
ラックが全てメタルのピストンに変更
15枚歯なのでピスクラ対策に2枚削った状態にする

AOE調整アジャストスペーサー組込

またG.A.W.製のAOEアジャストスペーサーを利用して簡易的にAOE調整を実施する

AOE調整アジャストスペーサー組込2

スペーサーをピストンとピストンヘッドの間に格納する

調整後のAOE

セクターギアとピストンのそれぞれの歯のファーストタッチを確認する。
上記のようにスペーサーを挿し込むだけで問題ない程度にAOE調整が完了。

メカボックス内部の調整完了

後はギア類、呼気系パーツを適切に配置しメカボを閉じる

perunV3hybridインストール後メカボックス

perun V3 hybrid導入後のメカボ右側

perunV3hybridインストール後メカボックス左側

左側は セレクタープレートのインサートがある
前述したように プレートがE&L – gen2の為、12.2mmではなく4.5mm位置で調整している

あとは組み戻すだけ

以上で組み戻し作業を実施するだけであるが、
少しだけ追加機能について記載しておく
□プリコッキング(設定モードカラー:黄)
 電子トリガーとしては今や搭載必須機能だが、旧版が5段階だったのに比してhybridからは8段階設定
 またピストンの解放は セミで一発撃った後、3秒程引き続けると前進する仕組みを搭載
 解放についてはこれまでモード選択内でON/OFFしていたので地味に嬉しい
 尚アクティブブレーキ(AB)設定との併用はされず、
 プリコッキングOFFの場合は、ABがON。プリコッキングONの場合は、ABがOFFとなる。

その他、特筆すべきなのは
□センシティブトリガー(設定モードカラー:紫・黄)
 トリガーの感度を5段階で調整が可能で、遊びを少なくしてプリコックとの併用で
 かなりキレのある射撃が可能になる
 個人的にはFF防止の為に少し遊びがある方が良い、、

また上図のようにアダプティブトリガーコントロールが標準設定してあり
バッテリー接続時にトリガーの静止点を認識し、
上記のトリガー感度との兼ね合いで完全にトリガーが初期位置に戻らなくても
僅かな前後操作で再度射撃をすることが可能になる

他にも機能も色々あるが、個人的には上記がゲームユースとしては重要で
安定感とトリガーのキレを生み出す要素と認識している

以上で perun社のperun V3 hybridの導入紹介を終える
他のドロップインを謳う電子トリガーよりは少々手間がかかるが
また違う撃ち味をだすので利用ユーザーが増えると良いなぁとも思う