g18c 電動ハンドガンカスタム作業

入院中に療養期間が結構あるので記事作成
今回はチームの方がカスタムする為に分解して諦めた
東京マルイ製 電動ハンドガン glock18c を頂いたので組込を私の方で実施してみる

外装の分解・カスタムについては過去記事を参照にして実施

PDI製インナーバレル交換

組込パーツ① PDI製 6.01mm AEP-g18c用 110mm
バレル長を少し伸ばして、内径も純正の6.08mmから6.01mmギリギリを攻めているので
初速UPが望めるカスタムパーツ

チャンバー分解

組込は至極簡単で、モナコ構造のチャンバーを分解していく
先ずは大ネジを外す

チャンバー分解2

左右に分裂するのでそこでインナーバレルが取り出しできる

パッキンを外して純正品(下)と比較
バレル長が少し長いことがわかる

チャンバーアセンブリ組立

パッキンは純正を流用し、気密漏れのシールテープを利用して再組込を実施
(このシールテープによる密閉方法が理論的に正しいか不明。現状オカルトである)

インナーバレルの組込は完了


ここからはマイクロメカボックスの内部をカスタムする
こちらも分解等については過去記事を参照する

FPSsoftair 電ハンシリンダー

FPS softair製のフルシリンダーを組込をする
FPSsoftairは2009年に発足したイタリアのパーツブランドで、イタリアの初速制限が日本と近い
ことによるのか東京マルイ製準拠の電動ハンドガンやコンパクト電動ガンのパーツが
展開されており、上記シリンダーもその一つである。

シリンダー比較

スリットがある真鍮製が純正のシリンダー
FPSsoftairのシリンダーはスリットがなく、その分エアー量をバレルに送り込むことができる

付属Oリング比較

シリンダーには太めのOリング(左)が付属してきた。
ピストンヘッド用かシリンダーヘッド用か悩んだ挙句、ピストンヘッド用として利用することにした

ピストンOリング交換

シリンダーヘッドには問題なく組込が完了
Oリングもピストンヘッドに組み付けて呼気系は準備完了

ボールベアリング軸受 2.5*F6*2.6

続いて、前回のカスタムでも利用したイーグル模型製のボールベアリングを今回も組み込みする。
イーグルボールベアリング2.5xF6x2.6-スチール(10コ入り)
左が旧タイプ、右が新タイプで、価格が少し上がったようである。

イーグル製 軸受

10個入りなので前回2個余っているが、今回ので4個余り。
まだ何の役にも立ちそうにはないのが残念。

電動ハンドガンG18C 軸受組込

ベベルギアも外して樹脂製の軸受から交換作業を実施

シム調整

各種ギアを設置してシム調整を実施

YOKOMO製シムリング

シムは前回カスタムの余りで、ヨコモ製である
ZC-S25 2.5mm径 スペーサーシム (0.13/0.25/0.50mm 各20枚入)

マイクロメカボックス組込

ギア類、呼気系パーツ、スプリング、スプリングガイド、セーフィティなど
各種パーツをセットし、メカボックスを閉塞させる

スイッチアセンブリ

今回は耐久性も考慮したカスタムなので、特にセクターギアに負担をかけないよう
スプリングは純正のままとした。
変更したのは、シリンダー、軸受のみである

FPS MicroMosfet(MICRO1)

続いて電気系統をカスタムする
当然レスポンスを向上させたいのもあり、リポ運用を検討するが
前回はそれなりに大きなFETをセットした為、外部バッテリー仕様となった
今回はスライド内に配線、バッテリーを収めたいので
FPS softair製の Micro Mosfetを購入してみた
→ 上記商品のURLに 他社製品のgate社のpico SSR3が含まれているのは何故だろうか、、
  大々的なパクりを表現しているのか、それとも尊敬の意だろうか、、、

MOSFET基板

非常に小さなMOSFETで
長さ19.8mm 横幅6.6mm 高さ3.9mmという驚きのサイズ
made in Italy の文字

MOSFET基板2

FPSsoftairの文字も確認できる。
改めてサイズを確認して、これは半田作業が大変そうだぞ、、と心の中で思う

配線確認

説明書等は特になく、熱収縮チューブとテフロンコード、基板が封入されていたので
商品ページや商品自体を参考に配線計画を立てる
モーターからトリガーに延伸する配線はそのまま活かすことにした
FETからはモーターとバッテリーに配線を作るほか、信号線としてトリガーに繋げる必要がありそうだ

配線の変更

配線経過
モーターからトリガーへのプラス配線は既存
・モーターからのFETへのマイナス配線
・トリガーからバッテリーへの配線、トリガーからFETへの配線
を予め用意した

MOSFET はんだ作業

モーターからのマイナス配線をFETに半田する

スイッチ・モーター配線の接続

トリガーからFETへの配線も完了
なかなかに慎重さが試されるので不器用な自分には難易度が高い作業であった

後はミニ2Pコネクタとの配線を完了させて電気系統が完了
今回初めて2Pコネクター(ディーンズコネクタ、T型コネクタ等呼称がある)ではなく、
一つ小さな規格のミニ2Pを利用することにした。定格電流は下がるが7.4vの小型バッテリーなので問題ない想定
動作確認にて正常動作を確認。後はフレームに組み戻す

スライド内に配線は無事に収められそうである

以上で、組み戻しが完了
インナーバレルの交換と、内部パーツ (シリンダー・軸受)の交換、
そしてMOSFETの搭載を実施した。初速は0.25gBBで60m/s程となった
フィールドで利用したところトラブルは現状なく、FPSsoftair製パーツの品質は問題ないようだ