2020/01/18-25 ボリビア/ウユニ塩湖旅行③ ~過酷な2泊3日ツアー前編
今回の旅のメインでもあります、
「アタカマ-ウユニ」ルート,2泊3日ツアーが始まります。今回は前編。
始まりは私達の泊まるホテルからのピックアップになります。
時間は早朝06:30。私達二人共…眠いです…
⇨ 最低限の参加準備として…国立公園入場時に必要なだけのボリビアーノ(1人150ボリ)
そして1人水6Lの持参が義務です。
まだ日が昇って間もない時間帯。鶏達が鳴いています。
私達の場合、ピックアップ開始のトップバッターだったようで時間通りに来ました。
ピックアップ用のワゴン(12人程乗れる)が迎えに来てくれますが、
各ホテル/ホステルを個別に周るので遅いところは本当に遅そう。
このピックアップ用のワゴンの中の約半分の方々が
今回の2泊3日ツアーで私達と一緒に行動する人々。(後でメンバー分けされます。)
さらに、ぼけっ~と(眠気眼…)と揺られていると、そのうちチリからの出国になります。
ここであのPDIが活躍してくれるわけですね…なんとかなって本当に良かった
…無事出国です。
⇨ ここに無料のトイレがあります。
綺麗な山々。
気温は大分涼しく(パートナーは寒そうでした)標高が高くなっていることが窺えます。
⇨ 写真のお兄さんは早速野外でトイレをしに走っていきました。
ツアー中は自然の中でトイレするなんて当たり前ですので見慣れておきましょう笑
そしてチリを出国すると…ボリビアへの入国です。
これはまた大きく建物の雰囲気が…違いますね。
ここでパスポートと入国カードを提出し、入国印を頂戴します。
なかなかにボロっちいです。
尚、入国カードはピックアップワゴンの中で運転手から渡されます。
問題なく入国できました。初ボリビア。楽しみです。
ちなみに入国カードへの記入の為に常にボールペンの携行はした方が良いですね。。。
私達が両方とも持ち合わせていなくてツアー参加者の方に借りました。
戻ってくると、ピックアップワゴンの運転手が朝食を用意してくれていました。
ハム、チーズ、アボカドソースでパンに挟むのも良いですし、パンケーキもありました。
温かいコーヒー、紅茶、コカティーを飲むことも可能です。なかなか良い感じ。
さて…今回の旅を通して"友"となるの、そう、 コカ です。
勿論、麻薬コカインの元となる原料ですが、
ボリビアの高地では高山病対策として有名です。
神経の興奮状態にさせる作用が頭痛を忘れさせるのでしょうか…
私達もチリ/アタカマにて幾つか確保しています。
左から蜂蜜味のコカキャンディ、少量のコカの葉、普通のコカキャンディです。
この旅を通してもぐもぐもぐもぐします。美味しくないけど…
また宿泊するホテルの朝食、昼食、夕食でもコカティーは飲めるので、
一種のボリビア文化なんでしょうね。
さてボリビアの入国が済み、とうとうピックアップワゴンとは別れ。
ここから前述通り、6人グループに分かれてツアーが始まります。
そしてこちらも旅を通してお世話になるのが、TOYOTAのランドクルーザーです。
そして運転手兼ガイドのカルロスさん。(どこかで登場します)
大きな荷物はランクルの上に積んで、しっかり縛ってもらいます。
ここで注意なのですが、簡単には荷物は降ろせません。
一日に必要なものは予め取り出しておく必要があります。
⇨ 初日はこの後、温泉に行きます。着替え、タオルの用意を!
尚、この時点で旅のメンバーが確定します。
私達日本人2人以外に、ブラジル人3人とアイルランド人が1人、
そして運転手のボリビア人/カルロスという構成です。
スペイン語ができない私達でしたが(私に至っては英語もできませんが…日本語オンリー)
スペイン語と英語ができるメンバーがいたので、
最低限の通訳をしてもらい非常に助かりました。
ここからは皆でランドクルーザーに乗って、
本格的にツアーを開始する前に2つの施設に行きます。
1つ目は、入国カードとは別の、書類記入施設です。正直、よく分かりませんでしたが…
周りの見様見真似、今回の旅の仲間と協力して書き上げます。内容は入国カードと酷似。
施設内で記入し、施設の外の職員に提出です。
⇨ 記載間違いがあると再提出が必要です。
入国は先程済んでいると思っていますが…ここはなんぞや…
もう一つが、国立公園の入場管理をしている施設です。
ここは私が猛烈にトイレがしたく写真が曖昧です。
この施設の中で書類への記入をした後(パートナーが私の分を含めて書きました)
外国人観光客として 1人/150ボリ (約2400円)の支払いをします。高額…
チケットには 4日間有効 となっていました。
チケットはこの後も幾つかの箇所で確認されます。忘れずに持ち歩きましょう。
⇨ 尚、ここからのトイレは基本有料です。私は3ボリ(約48円)払っています。
一先ず、色々と入出国でありましたが、ここから完全にツアーとなります!!
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運転手兼ガイドのカルロスの元、車内は会話が弾みます。
私達はスペイン語が出来ないので、基本会話はブラジル人達が中心ですが、
時折通訳してくれたり、日本の事を話したりと、会話に混ざって車内はそれなりに楽しい空間でした。
まず最初に訪れたのは、「白い(ブランカ)湖」と呼ばれる場所。
だだっ広い湖を前に、私は感動ではなく、 頭痛 を感じていました。
(既に標高は4000m近く、高山病の始まりの合図です。コカキャンディーを飲みます)
どうやら時期?によっては白くなるようですが…私達の場合は普通の湖です。
天候なのか時期によっては…このようになるみたいです。
続いては移動した先は…砂漠です。
かの有名な芸術家、サルバドール・ダリによって描かれた砂漠。
ということで安直に「ダリ砂漠」と呼ばれているそうです。
見渡す限りの砂と晴天。綺麗です。
只、正直芸術に疎い私は、どの絵がそれなのかいまいちよく分かりませんでした。
とは言え、ダリが来たと思えば…おおっとなるぐらいにミーハーです。
移動途中で他のランクルが止まっているにも関わらず、
私達は止まらない、なんてことがちょくちょくありました。
そしてその逆もあります。
この辺は恐らく、どこに時間を割くかという点で運転手/ガイドの裁量になります。
(ツアーで予め決められた観光地は確実に寄りますが…)
⇨ 逆に言えば、見たい場合は止めてもらうことも可能だと思いますし、
トイレがしたい時なんかは構わず止めてもらいましょう。
良い岩陰は良いトイレです。
時刻はお昼近くになりましたが…私達は温泉にやってきました。
活火山が近いから温泉が湧いているのでしょうか。
温泉には 1人あたり6ボリ(約96円) の支払いが必要です。
予め水着を着ていた私達は、ささっと脱いで、温かい温泉に入ります。
チリに来てからお風呂に入ってないので少し新鮮かも。
景色は綺麗ですし、温度も丁度良く、誰もが楽しめる露天風呂です。
外が寒いだけに、ほんわかとお風呂に入れるのは気持ちが良いです。
…とは言え、前述通り、外気温は低いので、
露天風呂から上がったら身体をタオルで拭かないといけません。
それなのに私達は、タオルや着替えを車の上に積んだ荷物に入れたまま
お風呂に入ってしまいました。
⇨ 水着のまま車に戻ると運転手がいなかったので、
私は勝手にランクルに登り、ベルトを外して荷物を取る羽目に…
そして、もう一度縛り直すことになったカルロス…申し訳ない…笑ってくれましたけど
尚、シャワーが有るよ!なんて聞いてましたが、着替えスペースのみだったようです。
この後、身体を拭いて着替えた私達は、温泉の横に施設でお昼ごはんをしました。
カルロスが持ってきてくれたのは、リャマ肉!!
タンパクかと思いきや、案外脂身もあって美味しかったです。
食事の時もメンバーと色々会話。
1人のブラジル人はナイキ勤めで日本で8年暮らしてたとのこと。
道理で軽く話せるわけだ。
隣を見ると、私達とは別のツアーの運転手が一生懸命給油してました。
この人ら、何でも自分たちでやるので凄いです。
さてお腹を満たした私達は次に向かうのは…。
大量の水蒸気がもくもくもくと、そして硫黄臭があたり一帯に蔓延しています。
富山県で言う地獄谷のような場所です。
高温ガスなのであまり近寄っては行けない気もしますが…
観光客は余り気にせず近くで記念撮影です。
正しい名称は不明。間欠泉?(熱湯ではない気もするので…違う気もします)
高地による頭痛と相まって、この匂いはきつい…笑
ところどころに水が溜まってますが…よくみるとブクブクしています。怖い!!
私達メンバーはそこまで魅了される場所ではなかったので早々に車に乗り込みました。
さて移動が続きます。
ランドクルーザー/そして運転手カルロスは一生懸命頑張ってくれているものの
悪路なのはどうしようもありません。
ツアー始まって以降舗装された道はなく、ガタガタボコボコ道を、砂利道を慎重に、
時には小川を大胆に渡って進みますが…やはり車酔いは付き物…
私のパートナーも(高山病も相まって?)相当具合が悪く、
何度か車を止めて、休憩しました。メンバーも運転手も優しく対応してくれました。
また、同じくメンバーのアイルランド人もなかなかに苦しそうでしたね。
(カルロスはもちゃもちゃコカの葉を食べて涼しそうな顔。流石です。)
なんとか次の目的地に付きましたが…
パートナーは車酔いで完全にノックアウト状態でしたので、
メンバーと離れて散歩しました。私も頭痛がキツイです。
今回の目的地はフラミンゴが大挙して訪れる湖。
メンバーは簡単な5-10分ほど小山をハイキングをしてそれらを観察に行ったようです。
我々は平坦な道を歩いて、別の湖へ。
そこにも眼を見張る程ではありませんでしたが、
それでもフラミンゴの群れを確認することができました。
鳥たちは皆、無心で下を向いて、ご飯を漁っています。一生懸命です。
それをみて私達は少しだけ元気をもらいました。
歩いていると所々にリャマやアルパル類のトイレが…
場所は決まっているのでしょうか。
そして、また移動が始まります。
なかなか完全復調にはさせてくれない旅…
途中、検問のような場所がありましたが…
どうやらここが国立公園の出口のようです。最初にもらったチケットを提出しました。
車中から激写した疾走感のあるアルパカ。明日存分に見れるようです。
そして、本日の旅の終わり頃なのですが…とうとう私にも異変が…
さ、寒い…恐らく熱です。
ホテルに着いてからは…私の記憶は曖昧です。
皆で夕食を食べたり、ボリビアの子供達が歌や演奏を披露してくれた気がします…
一先ずお腹を完全に壊し、熱でぼやぼやして状態でしたので
シャワーを浴びずに、着替えもせずに就寝しました…
(最終的にパートナーのほうが元気…)
⇨ 薬(パブロンS)は携行していたので…それだけは不幸中の幸い
一旦、ここで記事を締めます。
どうやらツアー編は 前・中・後になりそう。
ツアーは移動が多いながらも、かなりボリューミーです。
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