2020/01/18-25 ボリビア/ウユニ塩湖旅行① ~カラマとアタカマ
チリ/サンティアゴに来てから1ヶ月と少し…
とうとう他国への旅行を実行する時が来ました。
⇨ 最近の記事は今回の旅の為だったかのような買い物編ばかりですよね。
ということで、第一弾は 「ボリビア・ウユニ塩湖」を目指します。
ウユニ塩湖は近年観光地として世界中から着目された場所で
“死ぬまでに見たい世界の絶景“なんて大袈裟な表現で書かれていたりします。
知らない人も少ないと思うので、後々結果は報告するとして…
先ずは何事も計画から…ということで今回の旅を簡単な図にまとめてみました。
ウユニ塩湖を目指すにあたって最近は幾つかルートがあるようです。
手っ取り早いのは、ボリビアの首都ラパスから直接ウユニを目指すルート。
ですが、私達はサンティアゴに滞在しています。
折角ですから交通費を安く、そしてウユニ塩湖以外も観光したい!!
という我儘ルートを探しました。
以下は概略です
①LCC (SKY AIRLINE) でサンティアゴからカラマまで飛びます
②カラマからサン・ペドロ・デ・アタカマへバス移動をします。
③サン・ペドロ・デ・アタカマでツアー会社とウユニまで片道契約を結びます。
④2泊3日のツアーで各所を巡りながらウユニ塩湖を目指します
⇨ ウユニ到着でツアーは終了
⑤残りはウユニに滞在し、別のウユニ塩湖ツアーに参加します
ということで今回は「アタカマ-ウユニルート」と呼ばれる
人気ツアーに参加することが主目的です。
ボリューミーな旅になること間違い有りませんので、記事も複数に分けます。
それでは果たして計画通り上手くいくのか…旅のスタートです
————————————————————————————————-
旅の始まりは早朝のサンティアゴ。
8:58 の飛行機に乗る為に、早起きです。
家の近くのバス停からバスターミナルへやってきました。
バルパライソ旅行の時にもお世話になった ALAMEDA バスターミナルです。
空港バスの発着は各社様々ですが、今回は大手バス会社の turbus を利用
一人1900peso (約285円) で空港を目指してくれます。
朝の時間帯だからか、特に渋滞にも巻き込まれずにあっさり到着。
朝日が眩しいです。
国内線に向かいます。(そう…国内線です…)
ここで簡単に今回利用した航空会社の説明をします。
今回は チリ資本のLCC SKY AIRLINE を利用しました。
国内線としても多くの都市に飛んでますし、国際線もペルーやブラジル等
チリを中心とした南米各国に行くことができます。
さて大事なのは値段です。
流石LCC 今回は サンティアゴ-カラマという2時間の距離を
往復2人分(空港税、燃油代等込)で 7294円 で飛んでくれます。ぎょ、ぎょえ~。
片道一人分は 1823円 です。安い…安過ぎる。
LCCとは言え、この値段で利益は出るのだろうか、安全管理は大丈夫なのかと
余計なことを考えて心配でした。
チェックインカウンターを案内する電光掲示板の様子。
国内線の便は首都なのに少ない…日本もこんなものだっけ…
ウェブチェックインを予めしておいたことで、スムーズに待機場へ
(今回は安旅ですので手荷物のみ。座席指定もせずに一番安いプランで購入)
尚、電子チケットとパスポートを荷物検査時に一度チラ見せしました。
さて搭乗します。いよいよ旅の始まる…感じがします。
移動時間は2時間とは言え、チリの景色は大きく変わります。
アタカマという名前の通り、有名なアタカマ砂漠上空を通過します。
見る限り一帯が砂漠。不毛な土地です。
このようにサンティアゴを中心に南北に移動すると大きく土地の様子や気候が変わるのは
チリの醍醐味かもしれません。いつかは南のパタゴニア方面に向かいたいなぁ
…ということでここからはカラマです。
空港到着後、Uberを利用してアタカマ行きのバスターミナルがある街の中心を目指します。
(Uberはカラマでもすんなり現れました。チリでは必須アプリです。)
空港到着は11時過ぎ。13:30の高速バスでアタカマへ向かうので、カラマには少しだけの滞在。
ここでバス移動の前にお昼休憩をします。
カラマの街。うむ、なかなかに都会感はありません。
ここでも少しでも観光をと思い、ふらふら街歩きをしていました。
そして早速、洗礼を受けることになりました。
どうやらチリとは言え、気候や土地が変われば…治安も変わる(悪化)するみたいです涙
ええ…がっつりバッグにかけられてます。
何かのサルサ、トマトソースよりかは唐辛子ソースのようでした。
なんか”ブチャッ~”と音が聞こえて、振り返った時には既に遅し。
横の通り過ぎたおじさんの足元には空になったソースの容器だけが落ちてました(犯人不明)
元からカラマの治安について幾つかのウェブ記事で知ってはいたのですが…
がっつりそっくり頂いたみたいです。
ちなみに、かけられて直ぐに荷物を下ろしたりすると盗人が荷物を持っていってしまうとのこと。
私は(あ…なんかかけられたな…と)察し、パートナーに確認してもらって事件を把握。
そして二人でお昼ごはん屋さんにそそくさと移動しました。
⇨ 盗みには遭ってないことは確認しましたが…大事にしてきたバッグ。ショックです。
⇨ このような時にウェットシートが役立ちました。やはり常に携帯していおくと良いです。
気を取り直して(当時は取り直せていなかったと思うけど)
めちゃでか牛肉とアボガドのハンバーガーです。(私のも注文して 9800peso (約1470円))
とは言え、パン部分は少し固め。
パートナーはこのハンバーガー…余り好きではなかったみたいで・・・
(少し肉々しい感じがね…臭くはないのだけど)
気落ちしていた私が気分転換でもりもり食べました。
お店はこちら。
さて食後は、警戒を怠らず、且つ、バッグは身体の前に背負って
予めパートナーが予約してくれていたバスターミナルへ向かいます。
今回行きはこちら Buses Frontera del Norte ではなく…
Buses Atacama2000 になります。
カラマ-アタカマ間のメインバスの発着は Frontera del Norte が主となるので、
もしAtacama2000の場合は場所が少し異なることを注意しましょう。
Atacama2000は大きな駐車場が目印になるかもしれません。
尚、時間帯が結構シビアなようなので予めチェックしておく方が良いです。
⇨ 曜日にもよりますが、Atacama2000は13:30を逃すと、次は18時台です。
値段は一人3000peso(約450円)
1時過半程、バスに揺られます。
嫌な思い出と共に(←結構引きずります)カラマよ、さらば。
また移動する間に景色は移り変わります。
カラマは採石場の街だけあって、岩やら崖やらが現れます。
不毛な乾燥地帯も出現します。砂埃で一杯。
そんなこんなでサン・ペドロ・デ・アタカマに到着です。
バスターミナル前。
なんか古いような新しいような奇妙な街でした。
先ずはホテルに荷物を置きに行きました。
土やレンガで作られた家が多いですが…新しい家もあります。
道は舗装されているところ、されてないところがあります。
サン・ペドロ・デ・アタカマは小さい街ながらウユニや周辺の観光地に向かう為の要所です。
そのため外国人も多く滞在しています。
もしかたら、近年になってそのような活気が実を結び(お金が落ちてきて…)
新しく街作りが進んだのかもしれません。(誰向けの?観光客向け?分かりませんが…)
⇨ googleストリートビューと大きく様変わりしてます
一先ず、ここでの任務は…ツアー会社決めです。
ウユニ行きの片道ツアーを安く探します。
うぉお、めちゃくちゃ人が、外国人が沢山います。
ここは街の中心の一部。この通りは、ツアー会社が所狭しと並んでいます。土産屋も多いですね。
ツアー会社の数に切りがないので、有名どころ含めてどんどん話を聞いて回ります。
ウユニ行きの値段帯は会社によりますが、この時期の相場は
2泊3日のツアーで一人 105000peso~125000peso (約15,750~18,750円)くらいのようです。
ウユニ塩湖は時期によって様々な顔を見せます。
雨季(12月~2月)は水面が出来て空が水面に映り込む鏡張りになるので人気の季節。
もしかしたら少し値段帯は上昇しているのかもしれません。
また基本的に高値から始まり、店員が自らディスカウントを宣言します。
交渉の余地は存分にあるので色々と試行錯誤するのが良いと思います。
そして事件は起きました。
“JANAJ PACHA" というツアー会社にて
⇨ googlemapにはないので、facebookを載せます JANAJ PACHA
余り役立ちませんが…場所が記されています。
店員さんとの会話も良い感じで、値段も今の所、最安値。
ここにしようとか~とパートナーと決めかけ
もう少しツアー詳細を細かに聞いていた時のこと…
店員さん)「~と、パスポートと、PDIと、~が必要です。」
え…PDI…!?え…持ってきてないない!!…という完全に失念してました…
(出国時に必要です的なこと…どこかの記事にあったのは記憶してたのですが…)
そう…あれば1ヶ月ちょい前、チリに入国した時にもらったペラペラのレシートみたいな紙…
例で載せますが…これです。
PDIとは"Policíade Investigaciones de Chile"の略語で
普通に警察のことです。軍事警察と並んで、犯罪組織や入国管理等を担当します。
PDI,PDIと呼んでますが、正式にはTarjeta unica Migratoria という
外国人のチリ国内流動を管理する為の書類のようです。
チリに入国する時に発行され、出国する時に提出するようです。
なんと私達、サンティアゴの自宅にこれを置いてきたまま、
アタカマまでやってきてしまったようです。た、たいへんだ…
店員さんにそのことを話すと、「えっ…」と固まった後、
別の店員さんとスペイン語で会話。どうやら対策を話してくれてるようですが…結果…
店員さん)「あなた達は カラマ に戻る必要がある」
……がーん。まじかー。
心に闇が降りる中、店員さんとの会話は続きます。
・サンティアゴに取りに戻る必要はなく、再発行が可能とのこと
⇨ これは非常にラッキーでした。
・場所は"Policíade Investigaciones de Chile" ( 所謂、警察署?? )
・それはアタカマにもあるが、恐らく発行は不可、カラマなら確実に可能。
ここまで聞けば、なんとか…明日…という気分だったのですが、
店員さん)「今日は土曜日の夕方。明日は日曜日なので…もしかしたら誰もいないかも」
なかなかに厳しい一言。先程、嫌な思い出とオサラバしたカラマに一先ずは戻ることになりました。
店員さん達は色々と考えを巡らしてくれたようですが、
これ以上はどうしようもありません。
門は閉じてるだろうから、呼び鈴を鳴らしてみて!と最後の助言を頂き、私達は会社を後にしました。
唐辛子ソースに、PDI不所持事件…なかなか踏んだり蹴ったりな一日。
一先ず疲れ果てた私達は、明日の早朝、アタカマからカラマへ再度戻ることを決め…
ホテルで眠りにつきました。とほほ
記事は一旦ここで締めます。果たして2日目以降はどうなるのか…
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません