【E&L AKS74UN】内部確認・カスタム(PERUN V3 Optical導入)作業 part.2

前回は中古購入のE&L製 AKS74UN クリンコフについて外装分解を実施。
メカボックスを取り出すことまで成功した。
今回はそのver.3メカボックスの内部について確認すると伴に
電子トリガーをインストールする等のカスタム作業を行う。

前回記事:

メカボックス比較

先ずはver.3メカボックスの登場
前回記事でも触れたように購入時は知らなかったが、有名なミリタリーショップ モケイパドックにて
カスタムされているようだ。"UB"という文字からアンブレイカブルカスタムだと思われる。

モケイパドック アンブレイカブルカスタム
ちらっと見える 緑色の部位がある強化ギアがモケイパドックである証拠

なので改修箇所として手をあまり入れなくても良い(寧ろ入れない方が良い)のだろうが、
今回は perun社製 perun optical V3の導入及び
QD式メカボックスへの変更を併せて実施する予定なので仕方なく開帳していく

尚、移送先のQD式メカボックスは 上記記事にて登場した E&L製 essentialシリーズ AKS74N で搭載されていたものだ
丁度QD式メカボックスが余っていたのはラッキーである

スパー及びベベルギアのみベアリング軸受

モーターホルダーを外した時に面白い箇所を発見。これも恐らくモケイパドックによるカスタムだと思われるが
セクターギア軸受とスパー・ベベルギア軸受が異なっている。
回転数の多い後者のギアを敢えてベアリング軸受けとしているということだろうか。非常に参考になる

ギアボックス下側

メカボックス下部。
特にここに意味はない。配線回りやヒューズ等も丁寧に処理されており、ショップカスタムらしさを感じた

ギアボックス固定ネジ取外し

ということでメカボックスを開く。
ver.3は留めネジが3本しかないのでその点は非常に楽である

ギアボックス内部

メカボックスを開くと納得のショップカスタム品。
セクターギアはハイプロテクションギヤと呼ばれるパーツに交換されており、
ピストンラックとの激突の瞬間にギアに組み込まれたラバーダンパーでショックを吸収させ、
劇的にメカボックスクラッシュを減少させるとのこと。
非常に綺麗になっており、グリスの適量具合についてこちらも非常に参考になった

パドック・チューニング・ラボ参照

呼気系パーツ 樹脂ピストン スプリング

呼気系についてはピストンヘッドが加工 or 交換されているらしいのと
スプリング交換で初速を調整しているようだ。
ピストン自体は樹脂ラックなので交換したいところだったが、手持ちがなく先ほどのギア含め
全てそのまま入替を実施した。

perun V3 インストール
PERUN V3 Optical

今回の肝となるパーツがこちらの PERUN社 PERUN V3 OPTICAL
尚、不運なことに2022年1月現在では次世代の製品 PERUN V3 HYBRIDが販売されているので参考にはならない
汎用的なver.3メカボであれば既存のスイッチと交換するだけのドロップインで導入できる電子トリガーで
過去に導入実績のある T238 等よりは数段安定している印象がある

過去には Perun V2 OPTICAL も導入済みなのであまり緊張せずに取り組めている

perun V3 インストールマニュアル

ちなみに中古品で動作確認は実施しているので恐らく大丈夫だろうというので購入
マニュアルの他、perun製品の日本総代理店 AIRSOFT97 での購入証明も付いてきた

perun V3 基板仮取付け
スパーギアのグリスの適量具合に感激

早速基板を移管先のQD式ver.3メカボックスにドロップイン
基板は上下二枚組で先ずは下部をメカボに収めていく
上図の通り、メカボを削ることなくそのままセットできそうである

perun V3 基板仮取付け2

近接から観察した状態
スイッチ固定ネジ部分に綺麗に基板が格納されている

perunV3 基板固定ねじ

固定は付属の樹脂ワッシャーとネジで実施

perun V3 基板固定完了

以上で基板(下部)は固定及び格納が完了

検知用シール貼り付け

トリガーには光学式故、誤検知を防ぐ為に付属の黒シールを貼る

perunV3 導入完了 メカボックス交換作業

ということで、後はパーツをサクサクと設置
上部基板もしっかり下部に合わせて挿し込んでPERUN V3 OPTICALのセッティングは完了

Ver.3メカボックス閉鎖

先ずはメカボックスを閉じる
QD式が普及してからメカボ開閉のハードルは驚くほど下がったと思う

セレクタープレート装着

続いてセレクターパーツ及びセレクターレバーの取付

セレクタープレート装着2

セレクターレバーの隙間から光検知用のセンサーが覗いている

検知用シール貼り付け2

セレクターレバーに付属の白いシールを貼り、センサーがセミ/フルの切替によって
見え隠れするか実際にレバーを動かしながら確認を実施
これにてメカボックス内外におけるperunインストールは完了である。

チャンバーアセンブリ

その他、チャンバーの見直し等を併せて実施して内部カスタムはお終い

フレーム組み戻し

後は外装類を組み戻していく
ドロップインというだけあって配線回りもセッティング済。

E&l製 aks74un 組み立て完了

組み戻し完了。正常動作を確認したのでフィールドへの持ち込みが待ち遠しい
尚、樹脂ピストンなので7.4v仕様だし、アクティブブレーキはいいとして
プリコッキングは控えめにしておく予定…やはり金属ラックのピストンは予備で持っておくべきだろう

WF-40 錆対策

最後に鉄の塊 E&L製品は 極度に錆びていく
サバゲーマー達は各々対策を練っているようだが、その中でもそれなりに評価を得ているのが WD-40
とSNSで話題になっていたので購入してみた
確かに錆びも落とせるし、錆びにくくもなる。樹脂を侵すのでその点は気を遣うが良いかも…