【E&L AKS74UN】外装分解作業 part.1

2022年7月24日

今回は中古購入したE&L製 AKS74UN 日本で通称"クリンコフ"の愛称で親しまれる
エアガンを分解・カスタムしていく。第一弾は 外装を分解していく
E&Lという中華メーカーの概要については以下でも紹介しているので参照願います
尚、E&L製にはDXバージョン・ノーマルバージョン等の形態があるが当筐体は恐らく後者だと思われる

E&L製 aks74u 分解 左側

こちらがトップカバーが開いているが、AKS74UNの本体右側。
グリップを除いてスチールフレームで構成され、ハンドガードは綺麗なリアルウッド。
コンパクトだがそれなりの重量感がある。

E&L製 aks74un 分解 右側
ブルーイング加工がされたスチールフレーム

ちなみに AKSの”S” は…
S—Russian: складной; Skladnoy → “folding"ということで「折畳み」ストックがあり、
74UNの"N"は…
N—Russian:ночной; nochnoy →"night" ということで 「夜」を指し
サイド(マウント)レールが装着されている状態を表している。
では74UNの"U"は何かいうと…
UーRussian:укороченный; Ukorochennyj → “shortened" 「短くされた」
見た目の通り、ガスバイパス及びバレル全長、ハンドガードを短縮した形状を指している。
そのなずんぐりむっくりした見た目で可愛らしいAKS74UNを早速分解していく。

フラッシュハイダー取外し

先ずはフラッシュハイダーを外すと、24mm正ネジが登場

ダミーボルト及びガイドロッド取外し

続いてトップカバーを開いて、デッキロックやダミーボルトスプリング等を取り外す

ダミーボルトガイドロッド及びデッキロック

取り外したパーツ類。ダミーボルト、ダミーボルトガイド(及びスプリング)、デッキロック

アッパーハンドガード

続けてアッパーハンドガードを取り外す
上図はトップカバーを閉じている状態。ハンドガードをノブでロックしている

トップカバーを持ち上げる

トップカバーを上げるとノブが引っ込むので、アッパーハンドガードを外すことが可能となる

アッパーハンドガード取外し

アッパーハンドガードが外れた状態。ロアーハンドガード内部のアウター及び真鍮インナーバレルが観察できる

フロント固定ねじ

フロント部を固定している小さな六角イモネジを緩めていく(完全に外さなくても問題なし)。
アッパーハンドガードが外れた箇所の裏側からアクセス可能なのだが非常にレンチが入れずらい…

チャンバー固定ねじ

続けてこちらもをフロントとリアーフレームを繋ぐネジ

チャンバー固定ねじ取外し

チャンバーの左右に留められているので外していく

チャンバー留めネジを外す

メカボックスとチャンバーを繋ぐネジも外す

E&L aks74un フロント部分解

ということで、ストック、メカボックス等をを構成するフレーム本体と
ハンドガードやバレルのフロント部分が切り離しに至る

G.A.W. LCT/E&L AKシリーズ用 マグスペーサー GEN2

前オーナーが組込していた G.A.W.製 LCT/E&L AKシリーズ用 マグスペーサー GEN2
スペーサーがなくマガジンが挿しずらいノーマルバージョンには必須アイテム

セレクター固定ネジ取外し

続けてメカボックス取り出しに向けて駒を進める
先ずはセレクターを外す。ネジで固定されているだけである

グリップ底固定ネジ取外し

グリップ底の固定マイナスネジを外す

ver.3メカボックスカスタム品 右側

以上で作業の結果、ver.3メカボックスを抜き出すことができる
ちなみに 確認したところ 有名ミリタリーショップ モケイパドックでカスタムされているようで
メカボックスに貼られたシールの UB の文字から 恐らく アンブレイカブルカスタム が施されていると思われる
次回記事にて 中身を確認していきたい

ver.3メカボックスカスタム品 左側

メカボックス右側
QD(quick-detachable)式でスプリングは交換できない仕様のメカボ…
これは交換したいところ

スチールフレーム

こちらはメカボックス、グリップを取り外した後のフレーム部分。
スチールの堅牢、重厚感を感じる。

これにて外装分解編は完了で、次回記事にてメカボックスの中身の確認や
電子トリガーperunV3の導入等内部カスタムを実施するのだが、
ここから少し比較画像を展開。
上述した E&L essentialシリーズ aks74n と今回の ノーマルバージョン aks74unの
リアルウッドの質感を比べてみる

リアルウッドハンドガード比較

左が 廉価版 essentialシリーズ aks74n 右が今回のaks74unのハンドガード
廉価版はコストカットの為、プリンティングされた木目に対して
aks74un は合板からの削り出しで質感がよりウッド調を強く感じる

リアルウッドハンドガード比較2

別の角度から比較
差が良く分かるが、プリンティングは落ち着いた色合いになるので
どちらが好みかとなるかは意外と票が分かれるかもしれない

グリップ比較

最後にグリップの比較
どちらもプラ製だが、左のヌメっとした質感の方が essentialシリーズの方
右側のテカっている(中古なので傷有)方がaks74unである
こちらも意外と違いがあって比較は面白い

ということで、少しながら比較をしてみた
似たような種類のエアガンを購入することはなかなかないかもしれないが、
比較してみるとコスト面での変更や、改良改悪、色々な側面が覗けるかもしれない