【M&P9c】ホップダイヤル動作改善

2021年10月13日

景品で頂いたWE製/M&P9compactだが 
注入バルブ交換作業を終えて、お次は悪名高きホップダイヤルの動作改善に挑む
本筐体を入手してネット上で調査すると、ホップダイヤルが異常に硬い個体が多い
というか全くダイヤル調整が出来ない個体がほとんどの事だった。
嫌な予感を感じつつ、先ずは確認作業を実施することにした
DSC_0675.jpg
小振りで可愛い筐体
先ずはスライドロックを解除する
DSC_0676.jpg
マガジンを抜いて、スライドを目一杯下げた後、スライドロックパーツを下に押し下げて解除する
(この筐体だけかもしれないが)新品状態だと当該パーツの動作がかなり渋く、
最初はハンマー等で強めに叩いて"ロック" ⇒ “解除" を繰り返すことで動きが滑らかになっていった
DSC_0677.jpg
スライドロックを解除するとスライド自体を前方から引き抜くことが出来るようになる
DSC_0678.jpg
問題のホップダイヤル部分である。
早速手で回そうとしたのだが・・・やはり。全く回らない
何かと干渉しているんだろうなと想像がつくが、改善した先人がおられるので参考にする
これを見るとチャンバーの加工/切削は確実である。ルーター片手に挑もうと思う
先ずはスライド内部の部分分解である。
DSC_0679.jpg
リコイルスプリングガイドを取り外す
チャンバー前部分の窪みに凹凸でハマっているので、少し前方に押して外す
DSC_0680.jpg
次にアウターバレル・チャンバー部を外していく
DSC_0681.jpg
こちらもグイッと前方上方向に引き上げると外れる
一先ずスライド部にはこれ以上用事はない為、中央のチャンバーパーツに移る
DSC_0682.jpg
今回の目的パーツ群である。
アウターバレル、インナーバレル、チャンバーとなっている
DSC_0683.jpg
アウターバレルの取り外しは簡単で、チャンバーの丸い出っ張りに引っ掛かっているだけなので
チャンバーを下に押し下げながら後方に抜き取ることができる
DSC_0684.jpg
後はインナーバレルをモナコ式に挟んでいるチャンバーだけだ
DSC_0685.jpg
DSC_0686.jpg
チャンバー左側のネジ二本を外すことで分割できる
DSC_0687.jpg
ということでチャンバーがぱっくりと中央で割れた状態
この状態でダイヤルを回すと何も干渉せずに回るので、
もう一方のチャンバーパーツの片割れが問題であると分かる。
DSC_0688_LI.jpg
ダイヤル部品。このパーツ自体はプラ素材なのだが、よく見ると成形時のバリがあった。
爪切りで切り、ヤスリで研ぐ。しかしダイヤル動作に改善はなし。
DSC_0689_LI.jpg
ダイヤルを配置して動作を確認していくと、オレンジで括った箇所は干渉しているようだ
ホビールーターで切削していく
M&P9compact ホップダイヤル改善 切削後
上記のように結構しっかり削ることでダイヤル動作はスムーズになった
DSC_0691.jpg
チャンバーを組み直し、ダイヤルを操作した時に、パッキンが下りてくることを確認。
どうやらホップダイヤル動作については改善できたようだ。
ここら辺が国内メーカーとの違いなんだろうなぁと思いながら、
ガスガンの深みに嵌りつつあることを実感していた私であった・・・