【UAR501】分解・カスタム

2021年9月26日

エアガン整理の結果、HK417・SIG552が手元から去っていった一方で
気づけば前回記事のCYMA M870と今回分解対象となるAPS製 UAR501 がやってきた
以前から口を開けば「ブルパップ」が欲しいとブツクサ言ってただけに
個人的に非常に興味深いエアガンである
ブルパップ式の銃と言えば、エアガンではFAMASやTAVOL,F2000が有名なだけに比較的無名の本筐体はストックRS-2等でお世話になっているAPSから発売されたものだ
どうやらモデルになった実銃が存在するらしいが、正直、私は余り興味がない
「ブルパップ」それだけで満足!
当然中古でやってきたUAR501だが、どうやらカスタムされているようで以下の施工がされていた
 ・FET搭載
 ・イナズマモーター搭載
 ・マルイ製パッキン交換済
 ・フォアグリップ追加
グリスアップやシム調整もしてあるみたいなので今回は余り触らないつもり
プリコックFETやショートストロークスイッチ周りを施工する
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こちらが本体である。
到着後、持った感想はかなりのリアヘビー。
それもそのはず、全体的に樹脂製であり、VER.3メカボがほぼ後ろ側に載っていて、
フロント部分は空っぽだから。
しかし肩に当てて構えてみると、不思議にも重さを感じない。身体の軸に銃本体の重みが沿う為だろう
(身体の軸から離れれば離れる程、同じ重さでも重たく感じるような…?)
またトリガーストロークがかなり長い。
当然だが、ブルパップの仕様上、本体とメカボックス別々にトリガーがあるのでそこの影響かもしれない
だが個人的総評としてブルパップはいいぞう!この気味の悪い見た目も涎が滴る…
それでは早速分解していく。
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先ずはストック部にあたる後端のピンを抜く
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後端パーツが取り外せる。この時点でメカボが確認でき、
QD式で手軽にスプリングが交換できそうである。
また後方配線になっており、ここにバッテリーを収納するようだ
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続いてチャージングハンドルを外す。
上記のハンドル内の内枠を押し下げながら引っ張ると外れる
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ハンドルを外せば、上部のカバーが外せるようになる
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カバーが外れると、メカボとチャンバーを繋ぐネジが見える
これを外すことでメカボが取り出せる
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こちらが取り外したver.3メカボックス
一部特殊パーツもあるが、ほぼ互換性がありそう
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上部カバーの下にあるカバーもフロント部側に滑らせることで取り外し可能。
フロント部の取外しが必要なので以下で記載
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ここからはフロント部の取り外しの流れになる
14M逆ネジのハイダーを外す。
このハイダーかなり重い。交換対象かなぁ
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本体の前方・中央にある2つのピンを叩く等して抜き取る。
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ピンを抜いた状態。長さが違うので注意。
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以上、ハイダーを取外し、中央・前方のピンを抜けば上記の通り、フロント部は外れる
かなり簡単である
ここで一旦、今回導入予定のパーツを紹介
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STACK製ショートストロークスイッチ
以前は大門団長さんのパーツを利用したが、こちらで挑戦してみる
実はパーツは以上。
その他、プリコックFETやチャンバー交換を目論んだが取り止めた
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当初壊れていると思ってたチャンバーが問題なかったので購入不要だったのである
わざわざAPS製を購入したのに…
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ここからはメカボックス分解。通常ver.3メカボと同様なので割愛しつつ進める
UAR501ではメカボックス自体のセーフティは使用せず、セミ⇔フルの切替をするだけである
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セレクターに合わせて上記の黒いパーツが連動する形だ。
(=セレクターはセーフティでもメカボックスはセーフティではないので注意したい)
セレクターパーツが下に向いていると、フルオート
真ん中にあるとセミオートになる。
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モーターホルダーを分解(根本ネジ2本取り外し)
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ちゃんとイナズマモーターが搭載されていた。安心。
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メカボックス左側
配線は束ねてメカボックス上部でまとめられて後方に送る形が採用されている
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メカボックス開封にあたりスプリングを抜いておく。
・・・と思ったら、スプリングが抜けない。
まさかのマルイ同様ピストンとスプリングが共通パーツになっているようだ!
折角のQuickDetachable(QD)式なのに…笑
一先ずスプリングだけ解放しておく。
またスプリングガイドを六角レンチで回して外すのだが、
しかし、このレンチサイズが自宅にあるレンチでは少し小さ過ぎた為、
ビニールテープをぐるりと一巻きしてサイズ調整する必要があった。
別のARESメカボはサイズ調整なしで良かったのに…
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セレクターパーツを外すと…
ここまでくるともう何ら変哲のないver.3メカボックスである
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メカボックス内部はこのような状態。一般的な中華製メカボ
今回はギアや呼気系パーツを変えずにスイッチのみ変更
いや、先ずはピストンからスプリングを取り外す
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やはりスプリングはピストンヘッドに噛ましてあった。
箱出しの場合は、どれもそうなのか不明だが、
QD式を活かしスプリング交換を容易にするにはメカボックス開封が必要になるだろう
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尚、スプリングは噛んでいた部分もあり、入れ直すのも微妙なので
G&G MPW9に入っていた純正スプリングに変更
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後はSTACK製ショートストロークスイッチだが…
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やはりマルイ純正に準拠してパーツが作られているのか
海外製スイッチの金属パーツ(接合箇所)を移植するだけでは、常に通電状態になってしまう
折角のショートストロークを無駄にしないようちょびちょびカッターで切削して、通電一歩手前を狙う。
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またスイッチ左後端も形状に違いがあり、
こちらもこのままではカットオフレバーの制御がうまくいかない
(試してみると、フルオート不動になる)
形状が元々のスイッチになるよう、ちょくちょくメカボを開け締めして確認しながら
カッターでちょびちょび切削作業をする
以上、一先ずメカボはこれ以上触らず完了とする。
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続いてもう一つのトリガーを詰めていく。
先ずはトリガー部にアクセスする為、チャンバー、インナーバレル部分を外す
右側が銃前方になり、ネジ2箇所、そしてチャンバー周り4箇所のネジを外す
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取り外したチャンバー、インナーバレル、アウターバレル等のパーツ群
アウターバレルはM4系なのでバレル長は変えられるだろう
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チャンバー部を取り外した筐体内部が上の状態
前方トリガーがそのままメカボックスのトリガーを押下する男勝り仕様
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本体のトリガーをセーフティにしてトリガーが止まるまでの空間に
プラスチック破片等を挟み込んでストロークを詰めていく
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トリガーパーツ類を外していく
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適度なサイズを作るのは、そこまで難しくない
メカボ自体もショートストロークなので余り無理もさせない位置で
接着剤で止めておいた
以上で、APS製UAR501に関する分解と簡単なカスタム備忘録である。
メカボまでのアクセスが容易な上、特段、難解な分解箇所もないので
初ブルパップとしては、この筐体で良かったのかもしれない。
チリに渡航するので実際にサバゲーで使えるのは来年以降かもしれないが…
いつか来るその日を楽しみにしておこう。