【89式小銃GBB】 ローディングノズル交換

東京マルイ製 ガスブローバックマシンガン 89式5.56mm小銃〈折畳銃床型〉を入手

89式 箱出し

いつものように中古にて購入し、先ずは意気揚々と箱を開封、外観や作動ギミックを楽しむこと1時間…

89式本体左側
本体 左側
89式本体右側
本体 右側

これから何しよう、どうしようと考えながら、空撃ちして、初速を測って…
ってところで止まる心音。初速が計測できない、あれ、弾も出ていない…
何かオカシイと気づいたのはこのタイミング

ノズル破損

弾が出ないということは、、、とひっくり返して判明
ローディングノズルが変形してしまっている!!!!
中古にて購入するトラブルにはこのようなことはよくあるが、
分解の大義名分が向こうからやってきたことにさらに大興奮と一日となったのである。
(早速 純正品を入手 「型名 MGG5-9 / \1,100程」)

89式テイクダウンラッチ

早速分解していくが、先ずはテイクダウンを実施する
リアサイト後方にあるテイクダウンラッチからスタート。

テイクダウンラッチ押し下げ

本体手前に引きようにラッチを引き下げてから上方へ押し上げる

89式テイクダウン

テイクダウン完了
オイル塗布や清掃等の簡易メンテナンスはこのように実施する

スプリングガイド固定ピン

続けてスプリングガイドを取り外す為にアッパーフレーム裏のピンを押し上げ
引っ掛かりを解除すると…

スプリングガイド (複座ばね・ばね軸)

勢い良く スプリング(複座ばね)、スプリングガイド(複座ばね軸)が飛び出してくる。
注意が必要

コッキングハンドル(槓桿)

続いてボルト部の取り出しに移る
コッキングハンドル(槓桿)を丸い穴の位置まで引く

コッキングハンドル取外し

コッキングハンドルが取り外せる

ボルト取り出し

今回交換対象であるローディングノズルが仕込まれている
ボルト部が引き抜ける

正常なノズルとの比較

ここで改めて変形を確認
何かにローディングの際に弾か何か衝突して変形したような印象

ドライヤーで熱を加える

ここからはボルドシャフトを外す為の対応
ボルトをクランプで固定し、先ずはシャフトが固定させているボルト基部を
(私の場合は)ドライヤーで温めネジロックを溶解させる
ボルト基部は樹脂パーツなので温め過ぎは注意

プライヤーの利用

十分に温まったらシャフト先端をプライヤーで掴み回す

ネジロックの溶解

回していくとネジロックが溶解している様子がわかる

ボルトシャフト取外し

ボルトシャフトの取り外しに成功

ボルト基部の取外し

続けてボルト基部の樹脂パーツを取り外すが
中にテンションをかける小さなクリップパーツがあるので分解、組み戻しの際に注意

ボルト基部とピン

上記が取り外したボルト基部の樹脂パーツ及び クリップパーツ

ボルト部分

上記は樹脂パーツを外した状態
続いてローディングノズルのパーツ群を取り外す

Cクリップ取外し

ローディングノズルのパーツ群はボルト後方でCクリップで留められているので外す

ローディングノズル取外し

ローディングノズルのパーツ群がボルト部から引き抜ける

ノズル比較

ここからは変形したパーツを純正新品パーツに中身を入れ替える作業を進める
上が変形したローディングノズル

ローディングノズル分解

ローディングノズル下のネジを外す

ローディングノズル分解2

ローディングノズル後方からリターンスプリング等のパーツが引き抜ける

フローティングバルブ

内部にフローティングバルブ、スプリングがあるので抜き出す
(このスプリングの強弱で初速に対して影響を与えることが可能となる)

ノズル周辺パーツ取外し

最後にノズル周りのパーツを外して
ローディングノズルが素の状態になるので新旧入れ替えて組み戻しを実施する

ローディングノズル新品交換
組み戻し中
ボルト戻し作業
組み戻し中
ボルト基部のピン設置
組み戻し中

上記はテンションクリップパーツの組み戻しの際のもの
次回分解に向けた備忘録としたい

ノズル正常化

以上で変形したローディングノズルの交換、
ノズルが正常になったことで射撃が安定して実施することが可能になった
またやっとこれで初速計測可能となり、当然想定通りの結果となったので満足である

今後はガスガンも利用していきたく、89式折畳銃床(折床:オレショー)についても
ガシガシ使い倒していきたいと思う