【国際宅急便/関税について】クロネコヤマト ⇨ UPS の問題点

現在、コロナが世界的に大流行し、当地チリも例外ではありません。
サンティアゴの Norte de Centro に住む私達は 3/26以降 cuarentena と呼ばれる
自宅待機義務措置の対象となり、日中は 週2回の買い物以外は外出を禁止されています。(現在4/29時点)
また夜間は toque de queda (夜間外出禁止令)なので、つまり一日中、外出禁止です。
※ 実は制度としては緩くて、、外出許可をオンライン申請するのですが、
週2回の買い物 + 週2回の税金関連支払 が可能なので実質許可申請は 4回可能です。
またこれは主観に基づいていますが、Carabineros (国家憲兵組織/警察)に足を止められて、
許可申請について確認されたことは一度足りともありません。
彼らは犬を連れて歩いているだけです…
 ⇨ 州境や県境では確認しているとのことですが…街中はいたって謎な状態。とは言え、申請はしています。

さて、そんな先の見えない状況なのですが、
今回は 国際郵便に関する記事を書こうと思います。
(実は 2月末~3月にかけてブラジル旅行をしたので、その記事投稿が先なのですが
自宅自粛にてスペイン語の勉強を始めました。一旦は時間のかからない簡単な記事のみ投稿します。)

そもそも日本からチリに荷物を送る手段として
2つの方法があります。 1つは代表的な 日本郵便、そしてもう一つがクロネコヤマトの国際宅急便です。
(コロナの影響で3月末時点以降、日本郵便における日本からチリに向けての国際郵便は一時的に引受を停止)

個人的には重量に対する配送料金が安いクロネコヤマトを推奨しますが、
食品は禁制品になりますので要注意です。
※大変書きにくいですが、食品について…
 インボイスに記入せずにダンボールの底に忍び込ませる方法は今も尚、可能です。推奨はしません。
 最悪、小包ごと廃棄処分になる可能性もありますので自己責任で。

さて、記事の内容ですが、私はこれまで2度、
クロネコヤマトを利用して日本からチリへ荷物を送りました。
一度目はパートナーの妹が住む、東京からチリへ 10kgの荷物
二度目は私の家族が住む、富山からチリへ 5kgの荷物
どちらも最終的には無事に受け取ることができましたが、配達過程において
短期滞在者にとっての問題点と、関税に関する詐欺的請求があるので喚起情報を以下に記載します。

① RUT のない短期滞在者は UPS への連絡が必須

クロネコヤマトにて国際宅急便を依頼するにしても
当然ですが、最後までクロネコヤマトが配達してくれるわけではありません。
日本国内までです、それ以降は 委託先である 国際配送大手 UPS に任せられます。
つまり、何か問題あった場合は、 UPS への連絡が必要です。
またUPSはグローバル会社でありながら、支店間の情報連携は不可能な為、
現地の UPS (チリへ配送するなら UPSチリ支店)へ連絡する必要があります。

そしてここで配送過程の問題点が発生します。
日本から発送された荷物は、アメリカ国内 ⇨ サンパウロ(ブラジル) ⇨ チリ と
追跡情報を確認する限り、順調に配達されますが、 
チリの通関に手続きの際、一時的に 配送が止められてしまいます。
それは、RUT が情報として不足しているからです。

UPS配達情報.png

上記、追跡情報ですが、
チリ到着後、
通関に必要な有効な識別番号(納税者番号、個人識別番号または延納番号)がありません。情報取得中です。
という状態になったまま こちらから連絡しない限り、放置されます。
尚、連絡先は、上記にて記載した通り、 UPSチリ支店 です。
追跡番号、名前、パスポート番号を伝えることで配送が再開されます。
私達のように観光ビザで暮らすような 短期滞在者が 荷物を現地へ配送するようなことは少ないかもしれませんが、
万が一 RUT (チリ国内における身分証明書/納税者番号) がない場合は、参照にして下さい。

② 関税で過大請求される場合がある

次に金銭的な問題が発生します。
ちなみに正直これはチリだけでなく日本含む他国でも起こりうる事象だと思いますが、
関税を請求される/されないについては 運 です。
チリの場合、個人荷物は 30$以上の価値がある場合、関税がかかります。
ですが、一度目は インボイス上 約90$で申請したのに対し、関税なしで配送。
そして、二度目は インボイス上 約45$で関税の支払請求がありました。
またパートナーと一緒にAliexpressにて購入したスマートフォン(200$前後)についても
私は請求されずに、パートナーは請求されるといった状況もありました。
 ⇨ Aliexpress chile Blog でも “不運" の場合、支払いがあると記載されています。 

さてではその不運の場合は、制度上、仕方ありませんので
荷物を受け取る場合は、支払う義務があります。(受け取り拒否で、送り元へ返すことも可能です)

今回の国際宅急便は UPS が現地配達を請け負うので、 UPS から請求があります。

UPS関税請求について前.jpg

上記が私達に届いた請求書の中身です。
色々と計算された結果、 98.23$ (82,045peso)の支払いをするように伝えてきました。
ここで 私達が 納得したかと言うと、当然、出来ませんでした。
45$ の価値しかない荷物に対して、100$近い関税を払う理由が分からなかったためです。

上記の請求書で問題点は以下の2点です
 ・運送費(Gastos de Flete) として 100$ で計算されている
    ⇨ 荷物の価値が 45$ + 100$ = 145$ となっているということ
 ・一時倉庫保管料(Cargo Terminal) で 40$ 請求してきている

特に2点目は、倉庫保管が発生した場合に支払いますが、
私達は①の荷物が止められてしまう経験から、チリへ荷物が到着する前に、
パスポート番号等の情報をUPSへメールしていました。

そこでネット上で同じように疑問を抱えた人々がどのように対応したかを検索したところ
以下のフォーラムにて状況と対応について記載がありました。
どうやら、この一時倉庫保管料(Cargo Terminal) は悪名高い請求方式の一つのようで、
配送会社の収入源とも言える実態が透けてみえるようでした。
その人は、本社(アメリカUPS)にクレームを入れたところ、請求に対する見直しがあったと記載されています。

ということでパートナーに火がつきました…
直接本社へのクレームではなく、問合せ先に(メールで言うところの To:) に
アメリカUPSの問合せアドレスを追加して、上述通り、保管料に関して支払う必要性がないこと、
このまま続けるなら業務提携先であるクロネコヤマトへ報告すること等を記載して係争を開始したところ
チリUPSは なんとも呆気なく、 一時倉庫保管料(Cargo Terminal) の請求を撤回しました。

また運送費についても実際は 5kg(80cm以内) 5,350円である証拠を示したところ、
インボイステンプレートが送られてきて、運送費を 荷物の内容に含めて
再度提出して欲しいと連絡がありました。

UPS関税請求について後.jpg

上記の結果、UPSが 最終的に私達に求めた請求書になります。
関税請求は 37.35$(31,196peso)。約60$程が見直されました…笑
係争した点としては
 ・運送費(Gastos de Flete) が半分になりました
 ・一時倉庫保管料(Cargo Terminal) が 0$ になりました

正直上記以外にも怪しい点はありますが…一先ずはここで手を打つことに。

少し長くなりましたが、面倒がって支払うと、配送会社の思う壺(正直詐欺)です。
チリUPSは返信も遅く、確かに時間は少しかかりますが、
本社交えて話し合いを進めることで、納得できる価格まで交渉できます。
日本からの荷物が届くとかなりハッピーになりますからね!!!
気分を害すのも勿体ないです。

以上です。
この情報が、今後、チリや他国を滞在する人々の一助になれば幸いです。